鶴の舞橋(青森県鶴田町)

2024年9月3日訪問 [Google Maps]    [地理院地図]
廻堰大溜池に架かる公園橋。
1994(平成6)年7月8日完成、日本一の長さを誇る橋長300mの60径間木造桁橋。使用材は橋脚を含め青森県産ヒバ。橋脚には樹齢150年以上、親柱には樹齢400年以上のヒバ材を使用しているそうだ。
廻堰大溜池は1660年に築造された。堤防延長4.2kmは日本一の長さとのこと。溜池とは思えぬ大きさである。

廻堰大溜池と言えば津軽平野の多条並列灌漑水路[注:サイズ4MB] という論文を真っ先に思い出す。
穴堰第一幹線用水路 外旭川円筒分水工五所川原の並列水路 に気付いた際に精読した。

これほどまでに大規模な溜池が必要だったのは、受益地が広いだけではない。非効率な配水(多段分水による単位流量の減少、土水路に特有の漏水・損失水頭の増大)が大きな理由だろう。昭和40年代以後の圃場整備により用水不足は解消されたので、溜池に日本一の橋を架けるという余裕が生まれたものと想像する。

関東在住だと津軽を訪れる機会は少ない。前回はなぜか素通りしてしまったので、今度こそ、と気合を入れて訪問した。ら。

Oh…改修工事だと?
それにしても、改修工事を顔ハメの素材にするという、来訪者の落胆を最小限にする策をよく考えたものだ。

しかも昨年9月から第1期工事が始まっていて、訪問時は第2期工事が始まったところ。気合が足りていなかったか。
仕方ないので、2026年4月以後に再訪しよう。それまでは大改修おっかけサイトで学習だ。

タイトルとURLをコピーしました