香呂駅近くのトラス補強RC橋(兵庫県姫路市)

2025年4月27日訪問
JR播但線香呂駅近くの市川水系恒屋川に2基の奇異な橋が架けられている。いずれの近隣にも株式会社マルフク 不動産部が所有するアパート数軒があり、同社が架設したと考えるのが妥当か。国土地理院空中写真を時系列に並べてみるといずれも1965年~1969年の間に架けられたらしい。姫路城昭和の大修理(1964年)や姫路博(1966年)、富士製鐵と八幡製鐵の合併発表(1968年)等、姫路近隣で極めて大きな出来事があった頃である。

北側の私道橋 [Google Maps]    [地理院地図]

こちらは姫路市道路台帳に記載がない私道橋。
橋長9.3m(当社スタッフ測定)の単径間RC桁橋・鋼キングポストトラス補強。主桁の厚さから見てトラスは補強材だと思う。

補強材とは言え、鋼キングポストトラスは初めて見た。初めてなので、これが正統派の構造かわからない。
斜材に取り付けられた手すり状のものは照明のように見えるが詳細不明。
橋の奥(写真左手)に株式会社マルフクの不動産部事務所と同社所有アパート数棟がある。

なぜキングポストを採用したのか、謎。

一長橋 [Google Maps]    [地理院地図]

こちらは香呂97号線という市道の橋。道路台帳では1982年完成とされているが、1982年でリベット打ちはないだろう。市道組み入れの時期だと推定する。橋長7.9mの単径間RC桁橋・鋼ハウトラス補強。こちらも主桁の厚さから見てトラスは補強材だろう。
レポートを書いていてふと脳裏をよぎった。まさかメラン構造じゃないだろうな?無理してでも桁下の写真を撮るべきだったか?桁下を見たところでメラン構造か判断できないことも多いが。

ハウトラスは人道橋のイメージが強い。車道橋の鋼ハウトラスは極めて珍しいと思う。
道路両脇の建物は株式会社マルフク不動産部のアパート。当初は同社アパートしかなかったので同社がこの橋を架設したものの、その後に市道(当時は香寺町道か?)に組み入れる事情が発生して市道橋になったと考えてよいだろう。

これらの橋は株式会社マルフク不動産部の思い入れか?設計を請け負った建設会社の大胆な発想か?

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