元禄橋(兵庫県赤穂市)

2025年4月27日訪問 [Google Maps]    [地理院地図]
赤穂港に架かる市道橋。現在は人道橋として運用中。
1931(昭和6)年11月完成、橋長24.9mの単径間ポニーダブルワーレントラス橋。
現在では漁港の様相だが1980年頃までは一面の塩田だった場所※で、赤穂市街地と御崎地区を連絡する唯一の道路だったとのこと。

赤穂における塩田の廃止は1973(昭和48)年。

ダブルワーレントラスというのも珍しいが、上弦材が曲線で端部鉛直材を構成しているのも珍しい。

それにしても、赤穂で「元禄」の名を冠したのはどういう由来か。元禄橋は東浜塩田の元沖郭と三十郎郭の間(「郭」は正しくは土偏に郭)に位置し、浅野氏時代に開発されたとのこと。鋼橋架橋以前の橋は異なる名前だったらしく、昭和の時代にわざわざ「元禄」を選んだのだ。忠臣蔵に由来するものか、それとも元禄時代に開発された塩田なのか。

タイトルとURLをコピーしました