2024年12月29日訪問 [Google Maps] [地理院地図]
大和川水系寺川の支流、烏米川に架かる市道橋。はたのしょう と読む。
架設時期不明、橋長3.8mの単径間石造桁橋。
近鉄橿原線笠縫駅を降りてすぐ、「御大典記念 発起者 寺田鹿蔵」と刻まれた石碑が目に入る。さて、御大典は大正天皇の即位か、それとも昭和天皇か。そんなことを考えながら視線を少し上げると橋が見える。
橋を渡ろうとして全身に電気が走った。これは石橋じゃないか?
カメラを取り出す時間をもどかしく感じながら桁下を撮ると。
8本の石桁が並び、奥(北側)には後年に拡幅されたであろうRC桁が見える。石橋はかなり古いことは容易に想像できるが、いつの時代のものかを言い当てることは難しい。江戸時代後期だろうか。
左:御大典記念碑。
中:橋の東詰にある常夜灯。九品寺村は江戸時代初期~明治9年にこの地にあった村。講を作って神仏に詣でたり祭りに参加する信仰者の集まりとのことを講中(こうじゅう)と呼ぶそうだ。参考資料1によれば常夜灯は1810(文化7)年建立。
右:常夜灯の横に置かれた庚申塚。「安永●● ●二月」の●が簡単な字ではあるが判読できない。安永は1773年1月から1781年4月。
- 参考資料
- 田原本の歴史 町史紀要(1983年/田原本町)

