2016年5月1日訪問 [Google Maps] [地理院地図]
肱川水系御祓川に架かる町道橋。
1940(昭和15)年完成、橋長12.4mのRC桁橋。杉皮葺きの切妻屋根が朴訥とした印象を強めている。
地理院地図では黄色く塗られているので県道(または、かつて県道で修正漏れ)なのか?と思って調べてみたら、70m上流の御祓橋が1995(平成7)年に開通するまでは常盤橋が県道56号内子河辺野村線だったとのこと。
常盤橋は元々は屋根付きの石橋だったが、1940年にコンクリート橋に架け替えられて屋根付橋でなくなった。御祓橋開通後の2004(平成16)年、地元の強い要望により屋根が増築された経緯だそうだ。いかんせん道路法や建築基準法の制約はあるはず。事前情報を持たずに訪問したので現地で聞き取ることはできなかったが、屋根部分は建築物なのか道路構造物なのか詳しく知りたいものだ。
現在はボラードを立てて自動車が通行できないようにしており、橋面は木材を敷き詰めている。
厳密には公安委員会による規制はないようだ。
親柱の「西暦一九四〇年」がなんとなく誇らしげ。
橋の北詰に横断歩道があるので指示標識「横断歩道(407-B)」が立てられているのだが、違和感があるね。
やけに新しい印象を持った屋根裏だが、屋根が付いてまだ12年しか経っていなかった。