眼鏡橋(長崎県南島原市)

2014年9月21日訪問 [Google Maps]    [地理院地図]
長崎県南島原市布津町飯野、新川に架かる単径間石造アーチ橋。
橋長7.9m、径間6.2m。
1853(嘉永6)年架設。
↑ここで「文久三年」とつぶやいた人は大泉洋に毒されているぞ(笑)

写真は下流右岸から撮影。傍らには、旧・布津町教育委員会が建立した町指定史跡の標柱がある。平成時代のものだ。

上流左岸から撮影。アーチを構成する輪石・要石が橋面敷石を兼ねる構造。周囲の土地の高さを踏まえて、橋面を出来る限り低くしたかったということか。積石が少ないので流派の判別は難しい。

架橋当時の姿というわけではなく、左岸上流側の地覆が撤去され、拡幅されている。橋面の一部はコンクリートで補修されており、その質から見て昭和前期の改修だろう。河川改修か土壌改良の工事車両を通行させるためだろうか。野暮な標識はないが、さすがに自動車は通れないようにしている。

4本の親柱全てに文字が刻まれているが、ほとんど判別できない。この親柱のみ上辺に「世話人」と刻まれていることがわかった。

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