2016年5月4日訪問 [Google Maps] [地理院地図]
町山口川に架かる、1832(天保3)年完成、橋長25.6mの10径間石造桁橋。
地元庄屋が天草上島・下浦産の石材と石工を起用した。他の事例を元に考えれば3径間乃至は4径間アーチ橋とすることが定石だろうが、キャンバー(橋中央の盛り上がり)を嫌がったのだろうか、それとも工費節減で石が少なくて済む方法を選んだのだろうか、長大橋梁としては珍しい桁橋が架けられた。斯くして1997年12月、国の重要文化財に指定された。
主桁は切り出した石材を7~8列並べただけ、主桁が床版も橋面も兼ねるシンプルな構造だ。
訪問したのは熊本地震の3週間後。そりゃ安全確認できてないわ。
上流側の橋脚は水切りとして45度ひねって配置されている。が、この写真じゃわからんね。