2024年9月5日訪問 [Google Maps] [地理院地図]
函館公園は明治初期に市民によって作られた。道内初の様式公園である園内には博物館や図書館、さらには動物園や遊園地が設けられている。とにかく「道内初」「道内現存最古」が多いことが特徴と言えるだろうか。
公園橋ではあるものの道内現存最古の橋梁である白川橋は、開拓使東京出張所仮博物場の収集資料を移管収蔵するために当時の函館県が開館した旧函館博物館二号の前に架設されている単径間石造アーチ橋。1881(明治14)年8月完成、同年9月6日に明治天皇の侍従者 北白川宮能久親王が馬車で渡られ、白川橋と命名された。
橋長14.3m、径間5.43m、幅員4.2m、拱矢3.1m
函館市中央図書館デジタル資料館に函館公園博物館と白川橋の写真が収蔵されており、現在の姿は建設当時と大きく変わっていないことを確認できる。
大きく変わっていないと言ってはみたものの、建設当時と現在では壁石の積み方が違っており、少なくとも一度は解体整備されたと考えられる。
建設当時は輪石が一重で壁石が野面積み(乱積み)、現在は輪石は一重のままだが壁石が扇形積みになっている。高欄は建設当時のものとは思えず、当時の姿に似せたものだろう。
橋の下から拱環(アーチリング)をじっくり眺めたいところだが、柵が巡らされていて許される雰囲気ではない。また、訪問した9月は樹葉が橋を覆っていてうまく撮影できなかった。橋を眺めるなら3~4月がベストシーズンだろうか。

