2024年9月4日訪問 [Google Maps] [地理院地図]
弘前藩4代藩主・津軽信政の時代に築造された農業用ため池に架けられた橋。
1997(平成9)年完成の木造桁橋。25径間だと思うが正確に数えた自信がない。橋の中央部に展望テラスの四阿が設けられている。
堺野沢ため池は大規模なため池ながら、築造時期ははっきりしないらしい。
この橋は中央管理橋が正式名称のようだが、資料によっては「野花菖蒲橋」「野はなしょうぶ橋」「ノハナショウブ橋」等が混在する。五所川原市の市の花がノハナショウブであることに由来し、ノハナショウブの里を目指して植栽や清掃活動が行われているとのこと。
本格的な構造の木橋。方杖橋脚がこれだけ並ぶと壮観だな。
高欄や四阿の大棟(頂部)にノハナショウブの装飾がある。金閣寺や銀閣寺の鳳凰みたいなものか。
使用材はやはり青森県産ヒバだろうか。
県営地域用水環境整備事業により、この中央管理橋の他、木造桁橋5基を含む遊歩道やトイレ等が整備された。しかし橋梁架設から25年以上経って当然に老朽化、2023年9月から上の案内図で赤丸で示した3基の橋は通行禁止になった。