2024年10月14日訪問 [Google Maps] [地理院地図]
阿武隈川水系立田川の支流・木戸脇川の支流、柴切田川(芝切田川、柴伐田川とも)に架かる市道橋。土被りが1m以上あるので、正確には橋ではなく河川トンネルだ。
現地の旧飯野町教育委員会による解説(文化財指定によるものと想像するが、現在の福島市文化財リストにはない)によれば、明治初期に郡道として建設された道路とのこと。伊達郡村誌によれば橋長3間(5.5m)幅員1間(1.8m)とされている。現在の幅員は3.5mぐらいあるので、後年に拡幅されたということだ。潜って拡幅箇所をどのように継いでいるか拱頂部を撮るべきだった。
柴切田川の上流側から見る。下流側は布積みなのに上流側は谷積みになっている。石材の積み方が異なる石橋は初めて見た。道路拡幅時、或いは災害復旧の際に変更したのだろうか。
2022年土木学会選奨土木遺産