2024年11月4日訪問 [Google Maps] [地理院地図]
上信越道東部湯の丸IC近くの農地内用水に架かる石造桁橋。さくらざかなぎなたばし と読む。
架橋時期は不詳ながら、傍らに「文化甲戌(十一年)春三月 江戸南畝覃撰」と刻まれた石橋改修記念の石碑が立っている。南畝覃は大田蜀山人のこと。土に埋もれていたところを修理した旨が碑に刻まれていることから、1814(文化11)年より遥か昔に架橋されたことがわかる。
残念ながら橋としての機能は完全に失われているばかりか、崩壊している。
高欄部分が半月の形状であることから偃月刀の名を付して呼んだとのことだが、この扱いには腕組みして首を傾げてしまう。