2025年4月27日訪問 [Google Maps] [地理院地図]
天白川水系鹿化川(かばけがわ)に架かる人道橋。げんじゃくばし と読む。
2013(平成25)年3月完成、橋長18.5mの単径間下路式GFRPポニーワーレントラス橋。
ハンドレイアップ材(手作業で樹脂とガラス繊維を積層)と引抜成形材で構成されているとのこと。
この橋の前後5km(鹿化川6号橋~西吉田橋)にわたって川岸に桜並木が続いており、鹿化川千本桜として知られているそうだ。
すぐ横には1973年完成のRC桁橋・高山橋(幅員2.8m)が架かっている。市立川島小学校に最も近い橋梁であり、通学児童の安全を図るため人道橋を別途架設することとなった。
トラス斜材と上弦材を接続するガセットプレートには金属(SUS304ステンレス)が用いられている。塗料の定着性が異なるためか、金属材の塗料剥れが目立つ。
言われなければプラスチックの橋とは気づきにくい。座屈防止の垂直補剛材が目印と言えるだろう。
- 参考資料
- FRP下路トラス橋梁の設計(平成25年度 土木学会北海道支部 論文報告集 第70号)

