大和台団地(中国電力 吉田広島線173号鉄塔ロータリー)

山陽道広島東IC近くの山腹に拓かれた住宅団地にある円形交差点。中央島には中国電力の送電鉄塔(吉田広島線173号)が立っている。旧安芸町の時代に開発が計画され、造成された。計画戸数300戸の中規模団地である。デベロッパーは調査中。

中国電力・吉田広島線の敷設時期が不明だが、宅地造成時点で鉄塔が存在していたこと、中央島の鉄塔地盤が周囲の道路に比べて高い位置にあることから、送電鉄塔は造成以前から存在していた可能性が高い。

環道部の道路幅員は十分に確保されているが回転方向は指定されておらず、「なんとなく右回り」になっている模様。円形交差点部分を含め団地全体の道路の勾配が強く、MT車全盛の時代はできれば停止したくない交差点だったのではないだろうか。

路線市道東1区271号線/市道東1区283号線
所在地広島県広島市東区福田7丁目
完成時期1974(昭和49)年造成完了
実走行日2020-09-21
全景写真
大和台団地 中国電力 吉田広島線173号鉄塔ロータリーを北西側から眺める拡大する
大和台団地 中国電力 吉田広島線173号鉄塔ロータリーを北西側(団地入口側)から眺める。団地内の道路はなかなかの急勾配だ。
北東側から眺める。鉄塔地盤と周囲の道路との高低差は約7m。地山そのままでは勾配が過度になってしまうので掘り込んだのだろうか。
南東側から眺める。この接続路だけ幅員が狭い。その割にはカーブミラーは設置されていない。
南西側から眺める。どの接続路も一時停止の規制はなく、環道の回転方向も指定されていない。
1974(昭和49)年12月23日国土地理院撮影の空中写真。造成直後と見られる。