ループ橋

鳥越峠橋

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別大国道(国道10号)は海岸沿いを通る。地上も海面下も急峻な地形のため拡幅には限界があるとともに、災害時のバックアップとして少なくとも緊急車両の安全通行を確保することが重要とされ、1993年度から県道51号別府挾間線の線形不良区間の付け替え工事が行われてきた。

国道10号山家入口交差点から銭瓶峠に至る旧道区間に代わるバイパスを建設するもので、浜脇2丁目交差点から鳥越峠までの3.87km区間が浜脇バイパスとされ、隠山入口バス停から鳥越峠までの2600mを1期工区、浜脇2丁目交差点から隠山入口バス停までの1270mを2期工区に設定した。浜脇バイパスは市道河内~田代別府線を改良するかのような経路である。

1期工区は、のの字である鳥越峠橋(1998年3月完成)と鳥越大橋(1998年11月完成)が主な構造物で、1998年度に供用が開始された。2016(平成28)年3月30日に2期工区の供用開始により浜脇バイパス全線が開通した。

1期工区は別府市街地からのアクセスが決してよいものとは言えず、有用性を疑問視する声が多かった。筆者も初回訪問時に大いに迷走して苛立たしく感じたものである。

左図にこれらの位置関係を示す。
緑:県道51号別府挾間線旧道
赤:市道河内~田代別府線
青:浜脇バイパス1期
紫:浜脇バイパス2期

別大国道の代替道に 県道別府挾間線 
[2012年01月13日 10:04]

 浜脇バイパス整備事業は1993年度にスタート。別府市浜脇から同市内成までの総延長3・87キロを二つの工区に分けている。1工区ではループ橋の鳥越峠橋(187メートル)、コンクリート固定式アーチ橋の鳥越大橋(141メートル)などを含め、2・6キロを整備。98年度に供用を開始した。
 同年度に始まった2工区は同市浜脇の1・27キロで、2006年度から部分供用(550メートル)が始まっている。金比羅山を抜けるトンネル(270メートル)も既に貫通しており、残るは「事業の中で最も難しく、大変な作業」(同事務所)となる線路越えの高架橋(240メートル)の架設と側道の整備。トンネル内の照明設備工事や全体の舗装工事などを実施後、全線供用となる。
 もともと、主な整備効果は緊急医療、広域的な観光振興への寄与とされてきたが、東日本大震災と津波の発生を受けて状況が変化。「地震や津波に対する不安、対策への関心が急速に高まっている。海沿いを走る別大国道が、災害などで不通になった時でも利用できる山あいの道路として、より価値が高まるのではないか」と同事務所。
 同事務所の衛藤隆義・道路課長は「住宅の多い浜脇地区の全面的な協力が得られ、ありがたく思っている。住民への説明をしながら、安全かつ迅速に工事を進めていきたい」と話した。

ソース:大分合同新聞

路線県道51号別府挾間線
所在地大分県別府市鳥越
回転度300度
実走行日2004年08月23日

2004年08月23日撮影
鳥越峠橋全景。中央に旧道がかろうじて残っているが、ガードレールで閉鎖され、もはや走行不能である。


2015年05月05日撮影
竣工後17年経過の鳥越峠橋全景。11年経っても中央の旧道を含め何も変わっていないのが素晴らしい。

鳥越峠橋から大分道を眺める。

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