ループトンネル

藤尾ループ

この記事は約2分で読めます。

名神道・京都東ICから接続しているR161西大津バイパスを走ってすぐ(ほんの100m)のところを側道へ分岐する。少し古めの新興住宅地を抜け、おそらく下を琵琶湖疏水が通っているであろう場所を通ってR161西大津バイパスを何度か右に左にくぐり、何やら謂れのありそうな藤尾神社の横を抜けるとこの場所に着く。事実上の袋小路なので人通りはほぼない。

R161西大津バイパスをくぐってのの字に沿って走ると、ゲートが現れる。建設省と運輸省が統合されて何年も経つのに、いまだに「建設省滋賀国道工事事務所」が示す車両通行禁止の看板が立っている。その横にはでかでかと立入禁止の文字もあるが、ゲートの横には人が通れるだけのすき間がある。この先、どこまで行けるのかよくわからないが、Googleの衛星地図では行き止まりに何かの建物があるようだ。R161西大津バイパス長等トンネルの換気塔だろうか。

のの字を構成するトンネルは一般的なボックスカルバート。「函-54号」の札が貼られていたが、これがこのトンネルの番号(西大津バイパス54号函渠)だろうか。のの字途中で分岐する道はR161の側道となる。国土地理院の国土変遷アーカイブ空中写真を見比べ、西大津バイパス建設の進捗を追跡すると、藤尾ループが作られたのは1980(昭和55)年頃と考えられる。

路線管理用道路?
所在地滋賀県大津市藤尾奥町
回転度270度
完成時期1980(昭和55)年頃
実走行日2006年05月04日

トンネルから見るトンネルからのの字を見る。ゆるやかにカーブを描きながら右へ曲がっているのが見える。

のの字を抜けるとゲートありのの字を抜けるとゲートがある。立入禁止とのことだが、その左には人が通れるすき間がある。

長等ループ全景藤尾ループ全景。これまでに何人の一般人がここを通行したのだろう?

当サイト内でコメント投稿する機能は停止しています。各種SNSで言及ください。
タイトルとURLをコピーしました