白鳥台ニュータウン

室蘭港北岸、JR崎守駅近くの鷲別岳(室蘭岳)山麓に拓かれた白鳥台(はくちょうだい)ニュータウンに円形交差点がある。

計画人口24,000人の崎守新住宅市街地開発事業として、1966(昭和41)年から1971(昭和46)年にかけて造成された。その街区設計においてニュータウン内の3箇所(下の空中写真で青丸の場所)に円形交差点が配置されたが、現存するのは南側の1件だけで、北側の2件は1988(昭和63)年頃までに十字路化された。

中央島は周辺住民によって手入れされているように見える。回転方向は指定・案内されておらず、ロータリー交差点とは言い難い。円形交差点周辺の一角にはENEOS製造部 室蘭事業所の社宅・寮が数棟あるがいずれも閉鎖されており、今後の再開発等により円形交差点撤去の可能性がありそうだ。

路線市道白鳥台1丁目1条通線/市道白鳥台1丁目4号通線/市道白鳥台1丁目3号通線
所在地北海道室蘭市白鳥台1丁目
完成時期1971(昭和46)年頃?
実走行日2023-07-09
全景写真
白鳥台ニュータウンの円形交差点を北東から眺める拡大する
白鳥台ニュータウンの円形交差点を北東から眺める。正面の4階建てはENEOS製造部 室蘭事業所の社宅で閉鎖済み。
白鳥台ニュータウンの円形交差点を南西から眺める拡大する
南西から眺める。回転方向の指定・案内はなく、警戒標識「ロータリーあり(201の2)」もない。
白鳥台ニュータウンの円形交差点を西から眺める拡大する
西から眺める。防火水槽埋設型でもない。
白鳥台ニュータウンの円形交差点を北西から眺める拡大する
北西から。通り抜け可能な道路であり10分に1台くらいは通行するが、円形交差点で制御するほどではない。ENEOS社宅が満室だった頃の朝夕の状態を見てみたい。
中央島は周辺住民によって手入れされているようだ。

参考資料

  1. 室蘭市の都市計画 令和5年度版(室蘭市)