JR山陽線とJR岩徳線が分岐する櫛ケ浜駅。その北側に架けられた歩道橋の一端昇降階段がループしている。
1968年に操業を開始した帝人徳山事業所、1970年前後に建設された出光興産独身寮(櫛ケ浜寮)、旧海軍第3燃料廠の大迫田地下タンク群跡※等を転用する形で1968年に着工された周南緑地等により、山陽線の東西を往来する歩行者交通が飛躍的に増えたことに対応するため、当時の徳山市が架設したようだ。
※ 戦後政府は全国の軍用タンク底油の採集を計画し、ここ旧海軍第3燃料廠の大迫田地下タンク群の底油浚い作業は出光興産が請負ったことで知られている。
昇降階段は、久米地区・櫛ケ浜駅方面・櫛ケ浜地区・出光興産と帝人工場方面の4ヶ所に設けられた。このうち、櫛ケ浜地区の昇降階段が螺旋を描いている。
出光興産は既に石油精製をやめ、帝人も工場閉鎖となった。この人道橋を利用する人はめっきり減ったに違いない。近いうちに撤去の運命だろうか。
| 路線 | 県道366号徳山下松線/市道 |
|---|---|
| 所在地 | 山口県周南市櫛ケ浜 |
| 回転度 | 720度(2回転) |
| 完成時期 | 1973(昭和48)年頃 |
| 実走行日 | 2018年05月19日 |
櫛ケ浜駅から眺める出光興産徳山事業所の工場群と櫛ケ浜跨線人道橋。櫛ケ浜の象徴的風景と言えるかも知れない。
櫛ケ浜跨線人道橋の螺旋階段部。人道橋の向こう側に、車道橋梁である西浜橋と出光興産徳山事業所の門が見える。
櫛ケ浜跨線人道橋の螺旋階段部を西側から眺める。
櫛ケ浜跨線人道橋全景。

