大江横断歩道橋

大津市役所瀬田支所(旧瀬田町役場)近く、国道1号に架けられた横断歩道橋の一端がループしている。高度成長による急激な交通量増加と瀬田小学校児童数の増加に対応するために架けられたとみられる。

螺旋階段の中央支軸は一般的にはシームレス鋼管が使われているが、ここではスパイラル鋼管が使われている。螺旋状のビードが表面に出ている例は珍しい。

橋名板がなく、国交省横断歩道橋点検結果記載の名称(=台帳上の名称)に従った。

路線国道1号
所在地滋賀県大津市大江2丁目
回転度450度
完成時期1969(昭和44)年
実走行日2021-02-12
全景写真
大江横断歩道橋を西側から眺める。
大江横断歩道橋の螺旋階段部拡大拡大する
橋脚はシームレス鋼管だが螺旋階段支柱はスパイラル鋼管だ。歩道橋設置当初から螺旋階段歩道橋だが、もしかすると階段支柱のみ改修されたのだろうか。
国道番号が消えたおにぎりがある歩道橋拡大する
国道番号が消えたおにぎり、いつかけられたものだろうか。
橋歴板がなかなか達筆で、1969か1964か判別が難しい。歩道橋指針(横断歩道橋設計指針)は1965(昭和40)年に初めて作られたものなので、それに従っているということは1969年だと判断できる。