千本松大橋と同様に木津川に架かる橋。支間長305mはアーチ橋として日本最長(だそうな)。この橋の上流にあるサノヤス・ヒシノ明昌という造船所に出入りする大型船(最大10,500G/T)のために、水面上50mのクリアランスを確保すべく、用地の少ない北側で直径100mの三重のループを描く。規模としては七滝高架橋よりも大きい。
17径間連続立体ラーメン鋼箱桁橋+3径間鋼バランスドアーチ橋+4径間連続鋼桁橋 の構成で、全長2445m。
この橋もループの内側に歩道が設けられているが、並行して木津川渡船が運航されている。しかし、橋の北側の船町にあるのは工場だけなので、橋も渡船も利用者は多くない。1974(昭和49)年までは歩行者はもとよりトラックさえも航走可能なフェリーが運航されていたが、上流部の千本松大橋開通により車両航走の必要がなくなったのか、以後は歩行者と自転車のみ乗船可能となっている。
ループの内側は船町緑地公園として整備されているものの、通常は門に鍵がかけられているようだ。
通行して目が回った。というよりも、酔っ払った。
| 路線 | 大阪市臨港道路 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪市大正区船町1丁目 |
| 回転度 | 1080度 |
| 完成時期 | 1994(平成06)年09月29日供用開始 |
| 実走行日 | 2008年05月01日 |
青看にもループが描かれている。
この大きさと高さに圧倒される。
ただし、ここまで来るためには左岸側なら三重ループを900mほど、右岸側なら1400mほど歩かねばならないことに留意しなければならない。取付部を含めて全区間駐停車禁止である。
筆者のように南港発のフェリーに乗船する前に千本松大橋・新木津川大橋に立ち寄るつもりなら、乗船手続き開始3時間前(つまり、出港の5時間前)にはこの地に着いておくことを強く勧める。じっくり見ようとすると1時間以上かかる。両方なら移動時間を含めて2時間半だ。

