2007年に名鉄不動産が販売開始した「Meiタウン常滑北汐見坂」にラウンドアバウトがある。2014年時点の地理院地図ではまだ山しか描かれていないが、航空写真を見ると1995年時点は山だけ、2010年には円形交差点を確認できる。
円形交差点にする必然性は全くなくて、新興住宅地のシンボルとして設けられていることは明白だ。しかも、それがこの度ラウンドアバウトに指定されたということは、この地域住民もしくは常滑市が関係官署と強い絆で結ばれているということか。
現地を訪れてみると、住民しか入り込まない場所にこの円形交差点が存在している。部外者は道に迷ったぐらいではここに到達することは極めて難しい場所だ。それ故に、今回の取材では住民の視線が痛かった。通報されるんじゃないかとドキドキした。
中央島の中央には意味深な尖塔がある。中央島には「幸せの鐘の鳴る丘」と刻まれた碑があったが、それが重みを持つのは60年後ぐらいだろうか。で、その鐘、朝昼夕に鳴るのだろうか。まさか電子音じゃないだろうな?
そして環道は石畳。雨の日にはバイクで走りたくない路面だ。
周囲は公園のように整備されているが、横断歩道はない。なくても支障ない。この円形交差点を通るクルマは15分に1台程度なのだから。
路線 | 市道? |
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所在地 | 愛知県常滑市北汐見坂2丁目 |
完成時期 | 2007(平成19)年 |
実走行日 | 2014-09-13 |
全景写真 | |
西から眺める。この鐘はいつ鳴るのだろうか。 北から眺める。子どもたちが中央島で遊んでいた。遊べるという状態が既にラウンドアバウトじゃないな。 中央島から南を眺める。海が見える。 |