昭和40年台に開発された当時の名称は浜名ニュータウン。
そのシンボル的存在にされたと思われる円形交差点である。地下には防火水槽が設けられているようだ。
交通量は多く、路線バスも通行する。
車両の通行も歩行者も多い割には横断歩道とゆずれ線の間隔が短かったり、環道に面して駐車場が設けられていたり、土地開発から40年以上経過しているが故に中央島の植栽が豊かになって見通しが悪い等、いい条件のラウンドアバウトではない。
訪問時の通行状況は比較的上品な走りをする車両が多かったが、そもそもここで右左折するのは少数派で、南北方面の通行が圧倒的多数であった。つまり、ここに円形交差点を設けたのは間違いの可能性が高い。
・・・と言っても、開発当時はここを軸にしようという魂胆だったはずなので、後の祭りということになるのだろうか。
いずれにしても、ロータリーとして設計された(と思われる)交差点を、円形だからと言ってラウンドアバウトに指定するのはいかがなものか。一旦停止しなくてよくなったが故に、勘違いした人が高速通行するようにならなければいいのだが。
路線 | 市道(浜北富岡姥ケ谷線/浜北内野台富岡線) |
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所在地 | 静岡県浜松市浜北区内野台1丁目 |
完成時期 | 1973(昭和48)年? |
実走行日 | 2014-09-13 |
全景写真 | |
北側から眺める。左はスーパー跡地で、次に何が建設されるのだろうか。見通しが確保されることを望む。 西側から眺める。環道に近づかないと交差点の状況が読めず、しかし環道からこちらへ流出してくる車両があると離合が難しい場面があるかも知れない。 南側から運転手視点で眺める。中央島に設けられた地域内の地図が見通しを悪くしている。これは早急に撤去されるべきだ。 このようにバスが通る。 中央島はよく手入れされているように見えるが、しかし雑草も多い。除草は3ヶ月に1回ぐらいなのかな? 通行量が多い割にゆずれ線と横断歩道の間隔が短いので、横断者がいれば環道通行車両が停留するおそれがある。 |