エルフィンロード・裏の沢跨線橋

日本ハムファイターズの新球場である北広島ボールパーク予定地の近く、国鉄千歳線の複線化により1973(昭和48)年に廃止された旧線敷を転用した自転車歩行者専用道路がJR千歳線を跨ぐ。その橋の一端がのの字を描いている。JR線の南側の道がのの字の途中に接続しているので、厳密に言えば「のの字」の定義から外れるが、まあ許容範囲か。

この自転車歩行者専用道路は北海道道1148号札幌恵庭自転車道線で、北広島市の区間は「エルフィンロード」(ちなみに、札幌市白石区の区間は「白石こころーど」、札幌市厚別区の区間を「陽だまりロード」)と呼ばれている。北広島市中心部では「共栄広島通」「メイプル通」の愛称(通称?)もあるようだ。

エルフィンとは聞き慣れない単語だが、プログレッシブ英和中辞典によれば「小妖精のような」「ちっぽけな」「いたずらな/おちゃめな」という意味らしく、北広島市のイメージキャラクターになっている。一部のマンホール蓋にもエルフィンが描かれている。(マンホールカードはなぜか「きたひろ まいピー」だ。)

橋梁自体は2002(平成14)年に完成、エルフィンロードの正式供用開始は2004(平成16)年10月である。ちなみに「裏の沢」とは、橋から100mほど西を流れ、石狩川水系千歳川に注ぐ支流である。

路線北海道道1148号札幌恵庭自転車道線
所在地北海道北広島市共栄
回転度270度
完成時期2002(平成14)年11月
実走行日2019-07-20
全景写真

地上からの写真はカラーバランスを間違えたらしい。近いうちに再訪して撮り直さなければ。

エルフィンロード・裏の沢跨線橋のループ部全景拡大する
エルフィンロード・裏の沢跨線橋のループ部全景。訪問日は休日とあって、多くの自転車がかなりのスピードで通行していた。
のの字の途中でJR線の南側の道と分岐する地点から交差部を眺める。
エルフィンロード・裏の沢跨線橋の交差部からループ内側を眺める拡大する
エルフィンロード・裏の沢跨線橋の交差部からループ内側を眺める。
線路北側から裏の沢跨線橋及びループ方面を眺める。
エルフィンロード・裏の沢跨線橋ののの字全景拡大する
エルフィンロード・裏の沢跨線橋ののの字全景。単純な線形にしなかったのはなぜだろう。
橋名板があって助かった。橋歴板は探しきれなかった。

情報提供: @tabida34 さん