日本サイクルスポーツセンター入口

1971(昭和46)年に開業した日本サイクルスポーツセンターの入口に、静岡県道19号伊東大仁線を跨ぐようにして架けられた橋がのの字を描いている。架設・供用開始は、おそらく日本サイクルスポーツセンター開業と同時期と考えられる。
※法人設立は1965年。

随分昔から存在は知っていたものの、どうせ私有地・私道だろうと思い込んで放置していたのだが、ループ橋と日本サイクルスポーツセンターの間にある信号が市管理との情報を得た。つまり、この道は市道ってことでしょ。あいにく伊豆の国市は道路認定図をインターネットで公開しておらず、その他の情報ソースを含めて市道であることは残念ながらまだ確認できていない。

現地を訪問したら、早速橋歴板と橋名板を探す。橋名板はなく、枯れた藪をかき分けてみたが橋歴板も見つけられない。さらに手がかりを見つけようと標識の裏や路面に打ち込まれているかも知れない鋲等をくまなく探したが、敷設時期等の情報はなかった。もっとも世の中の道路や橋のほとんどがそうなのだが。

県道19号の上り線と下り線それぞれに接続する道路があり、のの字が存在するのは県道19号の下り線に接続する側である。厳密に言えば、日本サイクルスポーツセンターから県道19号の下り線へ接続する車線のみのの字を描いていることになる。

のの字沿いの植栽は、最近というわけではなさそうだが、しかし定期的に手入れされている様子がうかがえる。日本サイクルスポーツセンターが整備しているのだろうか。

路線市道
所在地静岡県伊豆の国市田原野
回転度270度
実走行日2017-02-25
全景写真
県道19号との分岐拡大する
県道19号との接続点に近いところで上下線が分離する。
ループ途中から県道方面を眺める。冬だから見通しがよい。
土工部と橋梁の接続点。橋名板は取り付けられていない。
橋上からのループ全景拡大する
橋上からのループ全景。ループ内を流れる川は狩野川水系の古川(こがわ)で、ここがほぼ源流である。
橋梁部。こちら側にも橋名板はない。