京急本線金沢八景駅のやや南、六浦川と侍従川の河口付近にある住宅地中心部の円形交差点がラウンドアバウトに指定されている。
江戸時代、景勝地として知られた金沢八景・平潟湾であったが、高度経済成長に伴う人口増加による住宅難を解消するために埋め立てられ、住宅地として開発された。デベロッパーは京浜急行電鉄。経緯を下表に整理する。
| 1963(昭和38)年11月 | 平潟湾埋立工事着工 |
| 1966(昭和41)年03月 | 埋立工事竣工 |
| 1967(昭和42)年06月08日 | 金沢八景平潟ニュータウン竣工(ロータリー交差点運用開始) |
| ラウンドアバウト運用開始 |
どんな意図をもってロータリー交差点を設置したか文献を調査できていないが、1960年代は日本のロータリー交差点第二次ブームと言ってよい時期である。他の住宅団地と同様、団地中心部にシンボルとして設けたと見てよいだろうか。
エプロンがない、中央島に彫刻の像が置かれている、という特徴があるが、1960年代特有の設計と言っていいだろう。
| 路線 | 市道平潟258号線/市道平潟270号線/市道平潟265号線 |
|---|---|
| 所在地 | 神奈川県横浜市金沢区柳町 |
| 完成時期 | 1967(昭和42)年06月08日ロータリー交差点運用開始 2015(平成27)年03月20日ラウンドアバウト運用開始 | 実走行日 | 2025年02月23日 |
金沢八景平潟ニュータウンの柳町ロータリーを北西側から眺める。警戒標識「ロータリーあり(201の2)」は交差点の手前ではなく中央島に設置されているのは珍しい。
柳町ロータリーを北東側から眺める。規制標識「環状の交差点における右回り通行(327の10)」はいずれの接続路も正しい取り付け。
南東側から眺める。通行車両は多くない。
南西側から。いずれの接続路も分離島は設けられていない。
歩道のようなエプロン。というか、これはエプロンではないな。
中央島に設置された彫刻像「母子像」の解説板。
規制標識「環状の交差点における右回り通行(327の10)」はラウンドアバウト運用開始と同月の2015年3月に設置されている。

