国道12号と札幌新道を結ぶ北郷通とJR函館本線の立体交差橋に設けられた歩行者用階段がループしている。
ここにはかつてJR函館本線と平面交差する北郷通踏切があった。道内でも有数の列車運行区間なので遮断時間が長く、北郷通の慢性的渋滞の要因となっていたため、立体交差化(踏切除却)が進められた。
その事業計画書には「橋脚形状をV字にすることで桁下空間の視界に配慮し、地上部とこ線橋を結ぶ階段に曲線斜路付階段を設置する」と言及されるほど、この歩行者用階段は景観を意識したもののようだ。
路線 | 市道北郷線 |
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所在地 | 北海道札幌市白石区北郷1条3丁目/同4丁目 北海道札幌市白石区平和通1丁目北/同2丁目北 |
回転度 | 360度+360度+360度+360度 |
完成時期 | 2008(平成20)年3月 |
実走行日 | 2024-09-07 |
全景写真 | |
拡大する 北郷通こ線橋の白石駅側・北側昇降階段。白石駅側の昇降階段は自転車用斜路付き(=緩勾配とする必要がある)のため、斜路が道路上に大きく被さっている。 拡大する 北郷通こ線橋の札幌駅側・南側昇降階段。歩行者専用のため張り出しは少なく、2本の橋脚で支持される。 白石駅側・北側昇降階段を南側から眺める。 北側昇降階段下。「橋脚形状をV字にすることで桁下空間の視界に配慮」した様子を感じてほしい。 橋台と昇降階段それぞれに工事銘板が取り付けられている。あるべき姿ではあるが、リッチな感じ。 |