南希望が丘 中ノ原公園前ロータリー


相模鉄道が希望ヶ丘駅周辺の発展を期して、同駅南側の丘陵地帯を神奈川県へ無償提供し、1951(昭和26)年に県立希望ヶ丘高校を、1954(昭和29)年に国立神奈川総合職業補導所(その後「労働福祉事業団 神奈川総合職業訓練所」になり、現在は「高齢・障害・求職者雇用支援機構 関東職業能力開発促進センター」になった)を誘致した。その他の施策もあいまって、これら周辺に造成した住宅地は好調な販売実績だったという。その国立神奈川総合職業補導所に隣接する地に造成された住宅地にロータリー交差点がある。交差点は1964(昭和39)年に開設された中ノ原公園という児童遊園に面しており、時系列は正しくないものの、ここでは「中ノ原公園前ロータリー」と名付ける。

ロータリー交差点の地は、元々は住宅地内の公園だったらしい。その後周辺の宅地化が進み、公園を移設拡張するとともに当時の住宅地外周道路と国立神奈川総合職業補導所外周道路を接続し、交通流の整流化を図るために交通島を設けたのがロータリー交差点としての発端とのこと。最初から右回りが案内されているのか現地ヒアリングでは確認できなかったが、交差点手前に設置された警戒標識「ロータリーあり(201の2)」はなかなかの年季物であり、標識令(道路標識、区画線及び道路標示に関する命令)改正により当標識が新たに規定された1971(昭和46)年12月から間もない時期のもののように見える。

交差点に接続する4枝のうち、関東職業能力開発促進センター外周道路である2枝は一時停止を要しない優先道路になっており、他の2枝は一時停止で規制されている。どこが環道相当部分なのかわかりにくく、他車と鉢合わせしたときの優先関係に戸惑う。できることならば、路面ペイントでいいので環道境界と分離島を描いて欲しいところだ。

カテゴリーロータリー
路線市道希望が丘30号線/市道希望が丘238号線/市道希望が丘221号線
所在地神奈川県横浜市旭区南希望が丘
完成時期1958(昭和33)年頃?
実走行日2018-02-11
全景写真
中ノ原公園前ロータリーを西側から眺める。警戒標識がなかなかの年季物だ。
1枚上の写真から数メートル進んでみる。路面の矢印で辛うじて時計回りすることを認識するが、見落として反時計回りする車も多そうな印象だ。
中ノ原公園前ロータリーを北側から眺める。ロータリー交差点なので、左方車優先を念頭に。
南東側から眺める。関東職業能力開発促進センター外周道路を進みたいときでも、ロータリーの中央島を迂回する必要があるが、気付かずショートカットする(反時計回りに進む)車がいるだろう。
南側から眺める。公園から飛び出してくる子供・爺婆、対向から逆走で突っ込んでくる子供3人乗せ電動ママチャリ、右から猛烈なスピードで進入してくる「ロータリー交差点を知らない」車、なかなかの注意力を要求される交差点だ。
中央島に設置された進み方案内。行き先の地名は書かれていないが、シンプルでわかりやすい。
中央島にはサクラの切株。2014年に伐り倒されたそうだ。