三菱白根第二団地ロータリー


三菱重工業が1960年代に開発した相模鉄道鶴ヶ峰駅北側住宅地内にあるロータリー交差点。

日本が世界一の造船大国になったのは1956(昭和31)年であり、その業績好調の勢いに乗り、また、急増する幹部社員の住宅確保として住宅地開発を行ったのだろうか。1966(昭和41)年には住宅事業・福利厚生施設管理部門を分社化して「菱重関東興産」(現在の「菱重ファシリティー&プロパティーズ」前身)を設立している。

宅地開発直後には団地内2箇所にロータリー交差点があった。
(西側)現在のかながわ生協白根店前の道路を北東へ100mほど入った5枝交差点
(東側)横浜商科大学高校近くの交差点(こちらが現存)
である。

西側の物件は1980年代に撤去された模様。坂道の途中の交差点なので、さぞかしバイク泣かせだっただろう。

一方、東側の現存する交差点は、4枝であるが交差角が鋭角になっていて交差点キワに建物があるので見通しが非常に悪い。交通量が圧倒的に多い2車線側が優先道路になっているものの、出合い頭の事故は相当量あるとみていいだろう。中央島周囲の一部路面にはゼブラがペイントされ転回禁止のような印象を受けるが、そのような標識はなく(つまり、公安委員会は規制していない)、また、交差点手前には警戒標識「ロータリーあり(201の2)」が設置されており、ロータリー交差点で「右折」することに問題はない。

どちらの交差点も外部から団地へ入ってすぐの位置にあり、団地内の速度抑制を企図しようと街区設計されたのか、それとも防火水槽設置場所の有効活用だけを考えたものだろうか。

この近くに、のの字な歩道橋(スロープが螺旋を描く)である白根公園歩道橋がある。また、トレッスル水路橋で名高い大貫谷戸水路橋も近い。

カテゴリーロータリー
路線市道白根25号線/市道白根26号線/市道白根27号線
所在地神奈川県横浜市旭区白根6丁目
実走行日2018-02-11
全景写真

現存するロータリー交差点

西側から眺める三菱白根第二団地ロータリー拡大する
三菱白根第二団地ロータリーを西側から眺める。随分手前に警戒標識が設置されている。
西側から近づいてみる。手前に警戒標識を設置済みとは言え、ここには右回転を誘導する路面標示が欲しいところ。
東側から眺める三菱白根第二団地ロータリー拡大する
三菱白根第二団地ロータリーを東側から眺める。通過車両はかなりのスピードを出していることが多い。
南側から眺める。右折時には中央島を回ることになるが、小径なのでアルファードクラスの車両は1回のハンドル操作では曲がりきれず、切り返しが必要だ。(おっと、三菱のテリトリーだからパジェロとかデリカD:5で表現しなきゃマズいか?)
南西側から眺める。中央島は防火水槽併設型だ。

かつて存在したロータリー交差点

かつてこの場所に三菱白根第二団地ロータリー(西)が存在した。
北西側から眺める三菱白根第二団地ロータリー(西)跡地拡大する
三菱白根第二団地ロータリー(西)跡地を北西側から眺める。両側の勾配がこれでは、バイク泣かせの交差点だっただろう。

三菱白根第二団地

1963(昭和38)年7月国土地理院撮影の空中写真。赤矢印はロータリー交差点の位置を示す。三菱白根第二団地の第一期造成直後と見られ、西側ロータリーが存在していることがわかる。東側ロータリーはもとより、東半分は未造成だ。