第二音戸大橋の倉橋島側、橋通行止め時の転回場を兼ねて整備したコミュニティ広場の上下線をつなく歩道橋の一端がループしている。
2009年に音戸大橋を訪れたときにはまだ第二音戸大橋が建設中であった。その際、第二音戸大橋はループしないのかと思ったが、まんざら外れでもなかったということか。広島県(発注者)・呉市(公園管理者)・設計会社(㈱ヒロコン)いずれの発想かわからないが、音戸大橋に似せたデザインを採用したのは当然の成り行きかも知れない。
どうせなら音戸大橋と同様に2回転半※すればよかったのに、と思うが流石に無理な話だ。蹴上(階段1段ごとの高さ)と踏面(階段1段ごとの踏板の幅)の比率が不適切になり、とても昇降しにくいものになってしまうからだ。
路線 | 国道487号 |
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所在地 | 広島県呉市音戸町坪井1丁目 |
回転度 | 315度 |
完成時期 | 2013(平成25)年12月27日供用開始 |
実走行日 | 2020-09-20 |
全景写真 | |
拡大する 第二音戸大橋と坪井広場横断歩道橋(第三音戸大橋)。言ってしまうと身も蓋もないが、アーチは構造材ではなく装飾である。 拡大する 坪井広場横断歩道橋(第三音戸大橋)昇降ループ。中心軸の頂部は標準的なかぐや姫形式(斜断面)である。 橋名板。11月に架設完了し、12月に供用開始された。第二音戸大橋の供用開始は2013(平成25)年3月27日なので、9ヶ月後ということになる。 拡大する 坪井広場横断歩道橋(第三音戸大橋)から第二音戸大橋を眺める。海峡部橋梁上のみ4車線で架設されている。いずれ交通量が増大して警固屋音戸バイパスが4車線化されるとき、ループの昇降階段は拡幅される車線上にあるので撤去される運命だろうか。 |