白潟天満宮前ロータリー

JR松江駅の西、宍道湖と中海をつなぐ天神川とJR山陰本線が交わる付近に白潟天満宮という神社があり、その前の公園を取り巻くようにほぼ時計回りの道路がある。これを地元では白潟天満宮前ロータリーと呼んでいる。

1940年頃からロータリーの原形が存在していたようだが、参詣者用車寄せ的な運用だったと思われる。現地近くに住む方によれば、1960年代には「なんとなくロータリー交差点っぽい」運用になったらしい。

1970年代の山陰本線高架工事の際には工程の遷移とともにロータリー交差点の運用が変化したようだが、高架工事の手仕舞いが完了した1980年頃からほぼ現在の形で交差点運用されている。
私の過去の記録を辿ってみたところ1979年に白潟天満宮を詣でているのだが、ロータリー交差点だった記憶が全くない。

環道の一部区間は対面通行の可能性があるとか、環道にバス停があるとか、環道に横断歩道がある等、ラウンドアバウトにはなり得ない道路だ。

カテゴリーロータリー
路線県道261号母衣町雑賀町線/市道
所在地島根県松江市天神町
実走行日2016-05-06
全景写真
天神川に架かる天神橋から眺める。この天神橋は1952(昭和27)年3月竣工、橋長30.72m幅員11mの二等橋である。
白潟天満宮南側の道路からロータリー方面を眺める。路面のペイントは「止まれ」ではなく「左折のみ」だ。ロータリーのこの接続部分は2車線なので、一時停止は必要ないということか。
ロータリー北西隅から眺める。写真左の道路(ロータリーの北縁路)は、路面には向こう側から手前へ向かって通行することを想定したペイントがあるが、しかし一方通行を示す標識もある。この交差点最大の謎だ。
その、ロータリー北縁路を眺める。路面から得られるのは、対面通行。
ロータリー北縁路出口。おっと、路面に「進入禁止」のペイントが。
ロータリー南東隅、山陰本線との交差部。山陰本線両側の道路は「アベック通り」と呼ばれる。2本の道路で一対となるが故、とか。ホンマかいな?
これが白潟天満宮。この写真の左の先、環道上にバス停がある。