ループ橋

すずらん大橋

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小淵沢駅方面とサントリー白州蒸留所方面を連絡する市道にある橋梁がループしている。市道は通称「インター白州ライン」、橋はすずらん大橋と言う。

釜無川と立場川が合流する長野県諏訪郡富士見町から山梨県韮崎市までの七里(約28km)にわたって伸びる、八ヶ岳噴火時の泥流によってできた台地状の地形を七里岩と言う。台地から下りるための道は険しさを極め、九十九折の道も少なくない。七里岩ループ(青坂隧道)もループトンネルだった。

サントリー白州蒸溜所は1973年に開設、その後工場見学が始まり、中央道やJR中央本線からのアクセス路確保が求められるようになったことから、当時の小淵沢町と白州町が連携してそれぞれの町道を1980年代後半に着工、1995年に開通した。そんな経緯があるから、通称「インター白州ライン」なのだろう。

インター白州ラインも小淵沢と釜無川の標高差200m・直線距離2kmを安全に連絡しなければならない。その工夫のひとつがすずらん大橋のループ橋だ。

小淵沢側から見て、すずらん大橋(1994年6月竣工/橋長94.9m)・すずらん笹尾橋(1992年11月竣工/橋長11.4m)でループを構成して深沢川を跨ぎ、鳳来橋(1990年3月竣工/橋長195.0m)で釜無川(富士川)を渡る。

警戒標識には、実際の道路線形を忠実に表現した「のの字」が描かれている。

旧小淵沢町役場からすずらん大橋を経由して国道20号方面・鳳来橋北詰(釜無川を渡る直前)までの道路が小淵沢町道西1級7号線だったが、平成の大合併で北杜市になって改廃再指定されて現在の名称・区間になった。

路線市道鳥原・小淵沢線〔通称:インター白州ライン〕(旧 町道西1級7号線)
所在地山梨県北巨摩郡小淵沢町 山梨県北杜市小淵沢町
回転度315度
完成時期1994(平成06)年06月
実走行日2003年07月12日

(2003年07月27日撮影)白州(七里岩の下)から眺めるすずらん大橋。七里岩の断崖50mを駆け上がる。

(2017年09月09日撮影)鳳来橋全景。釜無川を跨ぐ。公式名称は富士川だが、笛吹川と合流するまでの区間は釜無川と呼ばれている。

(2017年09月09日撮影)鳳来橋北詰からすずらん大橋を見上げる。

(2017年09月09日撮影)すずらん笹尾橋全景。この写真を撮影した地点は旧篠尾村(1954(昭和29)年3月31日に旧小淵沢村と合併して消滅)であり、笹尾とはそれに由来する字名である。橋の向こう側は旧小淵沢村だ。



(2017年09月09日撮影)すずらん大橋空撮。撮影してから気付いたが、これじゃ大きな標高差を克服している様子がわからんじゃないか。

(2015年02月08日撮影)冬のすずらん大橋。16時頃で凍結防止剤・融雪剤がまだ十分効いている時間帯だ。早朝はどうだろうか。

(2003年07月12日撮影)実際の道路線形を忠実に再現した警戒標識と制限速度30km/h標識。

(2017年09月09日撮影)すずらん大橋の高欄と親柱にはすずらんが描かれている。旧小淵沢町の町花がスズランだから、だろうか。

(2017年09月09日撮影)すずらん大橋を登りきったところに駐車帯があり、インター・白州ライン広場と名付けられている。

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