若松町ラウンドアバウト

東海地方でよく目にするスーパーマーケット・バロー。その本部お膝元のバロー多治見店が面する市道交差点が、同店の建て替えに合わせてラウンドアバウトに改修された。

多治見にスーパーが1軒しかないわけではない(近隣にバローが2軒あるし、イオンや西友もある)が、利用客はかなり多い模様。細い市道が鋭角で交差しているため見通しが悪いにも関わらず、危険予知に欠ける車が多いのか事故が多発していたそうだ。

大薮町ラウンドアバウトに続いて市内2件目のラウンドアバウト。こちらのラウンドアバウトは供用開始から既に3ヶ月以上経過していたが、環道上で一時停止して進入車に進路を譲る車、進入時に減速しすぎて何度もエンジン停止する車、豪快に逆走する自転車等、まだ通行に慣れない人が多いようだ。地道な指導が必要だろう。

また、大薮町ラウンドアバウトと同様にモザイクタイル生産量日本一の多治見をアピールして中央島に様々な装飾が施されていた。気合がすごいぞ。

路線市道
所在地岐阜県多治見市若松町2丁目・3丁目/白山町4丁目・5丁目
完成時期2024(令和06)年03月15日公安委員会指定
2024(令和06)年07月17日供用開始
実走行日2024-11-03
全景写真
若松町ラウンドアバウトを南側から眺める拡大する
若松町ラウンドアバウトを南側から眺める。大薮町ラウンドアバウトと同様に蛍光黄色の法定外標識が多い。警戒標識「ロータリーあり(201の2)」は全ての接続路に設置されていて真っ先に目に留まる。規制標識「環状の交差点における右回り通行(327の10)」は「500m先工事」の看板に隠れている。
規制標識が見える場所に撮影位置を少し変えてみた。環道接続部キワキワに規制標識を設置するのは法律上は正しいのだが、運転者には優しくないよ。
若松町ラウンドアバウトを北西側から眺める。歩行者としては横断歩道の手前にも分離島がほしいところ。
また、この方向に走行してきた長尺車が左折する場合、鋭角過ぎて一度のハンドル操作で曲がれないおそれが高く、中央島を一周するよう案内すべきではないだろうか。
若松町ラウンドアバウト施工前の交差点を北西側から眺める拡大する
2022年5月2日撮影。撮影位置は数mずれているが、1枚上の写真と同じ方向を撮っている。南北方向に横断する車が多い。
北側から眺める。沿道住宅の植栽が立派なために見通しが悪く、規制標識が道路右側にも設置されている。分離島を設置する余地が少なくポールコーンのみ設置されている。
それにしても電線電話線が錯綜している。暴風雨等で線が切れたら交差点全体を通行止めにしないといけないだろう。
若松町ラウンドアバウトを南東側から眺める拡大する
南東側から眺める。中央島が進行方向の正面になるように配置しているのは、進入車を十分に減速させることを意図したものだろう。
こちらは少しだけ余地があるからなのか、車線分離のガードレールが設置されている。訪問時はまだ損傷はなかったが、1年経てばボコボコになっている気がする。
中央島の装飾。筆者が育った家庭のトイレの壁や床がこういうモザイクタイルだった。(風呂はピンク系のモザイクタイル)
規制標識「環状の交差点における右回り通行(327の10)」に設置時期は記されていなかった。