(2004年8月22日初版記事公開 2021年2月17日記事全面書換)
四国を東西方向にまっすぐ貫く中央構造線。
その昔、土佐藩の参勤交代に用いられた土佐街道、現在の愛媛県道5号川之江大豊線は中央構造線池田断層による急斜面を九十九折で越える。
その道路の重要性から、何度も経路を変えながら少しづつ改良されてきた。昭和40年代に改良された道路がさらに改良されることになり、急勾配・急カーブを克服する方法としてループ橋が採用され、2004(平成16)年11月に供用開始となった。
1980(昭和55)年まで現役県道であった堀切峠へ至る道路から眺める川之江の展望は素晴らしく、時間が許せば立ち寄りたい場所だ。
榎実大橋の「榎実」は何に由来するのだろうか。
この地は現在から遡ってゆくと 四国中央市→川之江市→金田村→半田村 であり、半田村西之坊乙であった。榎実は字名には登場しないが、近くに「榎実池」という名のため池があり、ため池由来なのかも知れない。
路線 | 愛媛県道5号 川之江大豊線 |
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所在地 | 愛媛県四国中央市金田町半田 |
回転度 | 240度 |
完成時期 | 2004(平成16)年11月 |
実走行日 | 2004-08-22 |
全景写真 | |
(2004年8月22日初訪)
拡大する 建設中の榎実大橋。歩道を含めて幅員がしっかり確保された快適二車線だ。 拡大する 建設中の榎実大橋を別角度から。真新しいコンクリートの桁がまぶしい。 (2015年4月30日再訪) 拡大する 1枚目の写真とほぼ同じ場所から撮影。ホンマに変わっとらんな。 拡大する 2枚目の写真とほぼ同じ場所から撮影。榎実大橋ループは意外に大規模。 供用されたからこそ撮影できる橋名板である。 新道~榎実大橋を走行後、旧道を通って下りてきたところまでを動画にしてみた。 (2020年9月26日再訪) 拡大する 榎実大橋空撮。 写真右上、ループと集落の間のV字谷に見える白いものが橋名の由来となった?榎実池だ。 |