天草上島と天草下島を結ぶ、本渡瀬戸に架かる3代目の橋。
1923年には初代の瀬戸橋が、1960年には2代目の新瀬戸橋が架橋されたが、桁下高が低く、本渡瀬戸を航行する船舶があるとき(或いは、時間帯により)に橋を回転または跳ね上げて船舶を通す方式であった。このため、自動車交通量が増えてきた1960年代後半には架替が陳情されたそうだ。その甲斐あって1974(昭和49)年竣工。
旅行ガイドブックでは両側がループしていると書かれていることもあるが、西側はループではない。(国道324号の本線に注目すればループしていると言えなくもない)
天草に限った話ではないがだいたい島というのは交通量が多い。加えて、天草ならではの事情として上島と下島をつなぐ道路橋はこれしかない。そんなわけで、今回はちょうど帰宅時間帯に当たったこともあり、橋の上で停車するなどムリ。よって橋名板は撮影できなかった。
2004年3月、第2天草瀬戸大橋(仮称)の架橋を含む約4kmが調査区間に指定されたとのこと。開通はいつのことか皆目わからないが、そのとき、このループ橋の運命はどうなるのだろうか。
2016年12月04日追記
ようやく橋名板を撮影することができ、そして今まで「あまくさせどおおはし」だと理解していたが、実は「あまくさせとおおはし」が正式名称だとわかった。本渡瀬戸大橋を見渡せる場所を求め、十万山公園で撮影してみた。また、熊本県天草広域本部が発表した第二天草瀬戸大橋の情報を追記した。
| 路線 | 国道266号/国道324号 (重複区間) |
|---|---|
| 所在地 | 熊本県本渡市志柿町 |
| 回転度 | 300度 |
| 完成時期 | 1974(昭和49)年03月 |
| 実走行日 | 2004年08月23日 |
2004年08月23日撮影
天草瀬戸大橋全景。第2天草瀬戸大橋はこのアングルに入るようになるのだろうか。
ループ部拡大。橋の袂のピンクの建物は、てっきりラブホテルかと思っていたのだが、どうやら石鹸屋らしい。
おまけ・瀬戸大橋南側に架かる本渡瀬戸歩道橋。
航路を確保するために時間により昇降する。通航する船の大きさに応じて上昇幅が変動する。省エネ精神ですな。
2008年05月03日撮影
天草瀬戸大橋東詰。三叉路なのだが、信号制御が妙に複雑に行われているようだ。
2016年05月03日撮影
十万山公園から眺める天草瀬戸大橋。大橋の右・本渡瀬戸の手前にある学校は天草工業高校。
橋上からループ部を眺める。
2003年と2013年に行われた補修工事歴。この調子で補修が行われたら、2030年頃には橋台が工事歴板で埋まってしまうのではないか?
橋名板をようやく撮影。
なんと、橋名は「あまくさせとおおはし」だった。でも、地元の人の発音は「あまくさせどおおはし」なのだ。
第二天草瀬戸大橋の橋梁形式が決定した旨の熊本県の通知によれば箱桁橋とのこと。随分シンプルに抑えてきたもんだ。

