(2009年04月30日初訪)
大崎下島の西隣の島、豊島。
この島の東の集落に「室原神社」があって、その神社のすぐ横の崖っぷちにある橋。
訪れた瞬間、保育園に迷い込んだのかと思ったほどの、不思議な色使いの橋である。
そして、橋へのアプローチを含め全体が激しい勾配で、サイドスタンドだけではバイクを停められない。ズルズルと滑り落ちるのである。
橋名板は唯一「むろきはら橋」と書かれたもののみ。漢字の名前があると思うのだが、それらしきものは橋歴板を含め発見できず。室原神社と書いてむろきはらじんじゃと読むのか、それとも関係ないのか。
(2014年10月18日追記)
広島ホームテレビの「くれ情報ステーション」という番組の第189回「呉のループ橋を訪ねて」で、完工は1972(昭和47)年との情報を得た。橋桁の塗装は「広島県の鳥『アビ』が驚かないように」配慮されたって、どこまで本気なのやら。
(2020年09月20日再訪)
近くを通行したので11年ぶりに立ち寄ってみたが、何も変わっておらず安心した。いつまでも残っていて欲しい風景だ。大崎下島大長ループ(小長2号線1号橋)の追加情報調査過程で、このむろきはら橋は市の台帳では1975(昭和50)年完成・橋長126.2mと判明した。広島ホームテレビの情報は何が情報源なんだろう?
路線 | 市道? |
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所在地 | 広島県呉市豊浜町豊島 |
回転度 | 720度 |
完成時期 | 1975(昭和50)年 |
実走行日 | 2009-04-30 |
全景写真 | |
(2009年04月30日初訪)
拡大する むろきはら橋を見上げる。標高差はおよそ15m、よくぞループ橋で克服しようと発想したもんだ。 保育園の滑り台ではナイ。 (2020年09月20日再訪) 橋名板はこれだけしか付けられていない。「室木原橋」なのか、「室原橋」なのか、それとも「むろきはら橋」が正式名称なのか。橋が漢字だから「むろきはら橋」が正式名称なのだろう。 拡大する あらためてむろきはら橋を見上げる。幅員3mを意識するような車両は、この先で抜き差しならなくなるおそれを心配するほうがよいと思う。 拡大する むろきはら橋全景。素晴らしい眺めだ。 橋桁をくまなく探したが、橋歴板は取り付けられていない模様。詳細がわからず誠に残念だ。 |