1971(昭和46)年9月29日に開通・供用開始し、1989(平成元)年まで有料道路だった奥琵琶湖パークウェイの最奥部・葛籠尾崎駐車場と県道の交差がのの字状になっている。
交差する橋梁は1968(昭和43)年完成の「無名橋」、RC床版橋だろうか?
途中に分岐があるのでのの字とは言いにくい微妙な構造だが、検証の意味を込めて現地を訪問した。
ここを訪問する観光客の多くが大浦(JR湖西線永原駅近く)から葛籠尾崎(岬)を経由して塩津まで反時計周りの一方通行で進むので、その走行軌跡は自ずとのの字を描く。しかし、現地では葛籠尾崎駐車場で休憩・観光するのでのの字を体感することはない。全力で否定するほどではないけれど、やっぱりちょっと微妙だな。
路線 | 県道512号葛籠尾崎塩津線 |
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所在地 | 滋賀県長浜市高月町片山 |
回転度 | 270度 |
完成時期 | 1968(昭和43)年完成/1971(昭和46)年9月29日供用開始 |
実走行日 | 2022-05-04 |
全景写真 | |
拡大する 奥琵琶湖パークウェイ・葛籠尾崎駐車場全景。写真右のカルバートのようなところをくぐって駐車場に入ってくる。駐車場を出て月出方面へ向かうとそのカルバートのような上を走る。 よくよく見たらカルバートじゃなくて橋だ。その名も「無名橋」、本当は名付けられていないけれど管理の都合で強制的に名付けられたのだろう。 無名橋を桁下から眺める。RC床版橋かな。 拡大する 奥琵琶湖パークウェイ・葛籠尾崎駐車場空撮。写真上が南であることに注意。進行方向を書き込んでみた。 これは奥琵琶湖パークウェイ・県道512号葛籠尾崎塩津線の一方通行出口である月出ゲート。かなり厳重に逆走を阻んでいる。 1975(昭和50)年11月22日 国土地理院撮影の空中写真。県道512号葛籠尾崎塩津線は一方通行ではなく、駐車場内の動線も現代とは異なっていて、この当時はのの字とは言えない状態だった。 |
こののの字な道は acsuskさん から情報提供いただきました。