安曇川町泰山寺の別荘地内円形交差点

高島市(旧安曇川町)の山手に泰山寺という集落がある。戦後開拓で、地元の引揚者や次男三男及び長野県から計20戸が入植したという。古い洪積台地で用水確保が困難なことから畑作中心の営農形態になったようだ。

その戦後開拓でさえ手を付けなかった斜面に別荘地が造成された。1968(昭和43)年頃に造成完了したと見られるが、事業的には失敗もしくは完工しなかったようだ。種々資料を探してみたが、別荘地名さえわからない。

そんな放棄別荘地のおそらく中心部にするつもりであっただろう場所に円形交差点がある。通行した車両は延べ何十台ぐらいだろうか。

路線私道
所在地滋賀県高島市安曇川町田中
完成時期1968(昭和43)年頃
実走行日2025-03-21
全景写真
立入禁止かと思いきや、獣害防止柵だ。「開けたら閉める」さえ励行すれば立ち入ってもよいはず。
安曇川町泰山寺の別荘地の円形交差点を北東側から眺める。この街灯が灯ったことはあるのだろうか。水銀灯かな?
南東側から眺める。送電線があるので、電力関係者が数年に1回は立ち入っているはず。
南西側から。整備されりゃ、そこそこ見晴らしがよい別荘地なんだけどな。
北西側から。ん?中央島に何か看板があるぞ?
検索してみたところ、茨木市の電話番号だ。会社名で検索しても当地とは無関係と思われる同名の会社しかヒットしない。