2004年08月30日公開(2004年8月21日訪問)
紀の川(正確には市堀川)の河口にかかる橋。紀の川河口大橋(有料)とつながっており、この2つの橋をまとめて、地元では「100円橋」と呼ばれているらしい。
こののの字橋のすぐそばに南海電鉄の和歌山港駅や南海フェリー桟橋がある。紀の川と市堀川の間にある中州のような場所が青岸で、これが橋の由来か。しかし、この橋より上流側には小型船舶用の港湾施設らしきものしかなく、何のためにこれほどの海面上のクリアランスを確保する必要があったのかわからない。
2009年12月30日追記
南海電鉄和歌山港線は1971年に水軒駅まで延伸された。(2002年に廃止)
これは、南海フェリーの本船大型化に伴い、それまで築港にあったフェリーバースが現在地へ移転になったもの。つまり、この時点で既に大型船が築港(青岸橋の上流側)へ入港することは極めて稀になったと思われる。
一方、青岸橋の竣工は、駒井鉄工のウェブサイトによれば1985年、開通は1992年。
青岸橋の桁下高は18mのようだ(識別できるほどの高解像度の写真がない・・・)。果たして青岸橋の桁下が本当に必要だったのか、少々疑問が残る。
強いて理由を考えれば、築港に海上保安部が残ったので巡視船が入港する可能性を想定したのだろうか。
2015年05月16日追記(2015年4月29日再訪)
2010年8月、和歌山県道路公社の廃止に合わせ、紀の川河口大橋が無料開放された。
以来、その後の変化が気になっていたが、何も変わるところはなかった(と思う)。
前回もそうだったが、フェリーの出航時刻が気になってロクに取材できない。帰路にここを訪問すべきだったか。
路線 | 和歌山県臨港道路 |
---|---|
構造 | 渡河部分はニールセン・ローゼ橋、のの字部は鋼桁橋 |
所在地 | 和歌山県和歌山市湊 |
回転度 | 360度 |
実走行日 | 2004-08-21 |
全景写真 | |