六地蔵ラウンドアバウト

国道463号・所沢入間バイパスからほんの少し脇道に逸れたところに存在するラウンドアバウト。
畑の中の五叉路に1700年前後に相次いで6体の地蔵が造立されたそうで、1981(昭和56)年にロータリー交差点化された際に地蔵は中央島に移築されている。
この交差点、江戸中期には六叉路だった期間もある模様で、これらの地蔵は六道地蔵と呼ばれている。仏教の考え方として「六道輪廻」があるので、語感は六道のほうがすっきりするとも言える。
中央島には立派に茂る桜が2本あるが、これは数年前(2011年頃?)植え替えられたものらしい。

ラウンドアバウト法制化から遅れること2ヶ月、2014年11月1日から環状交差点として運用されている。
現場を観察したところ、住宅が建て込んでいるために交差点の見通しが悪く、流入する道路も狭隘なうえに自転車や歩行者も多く、自動車は環道走行車も流入路走行車も徐行せざるを得ない。ラウンドアバウト指定された主なターゲットは自転車なのかも知れない。

カテゴリーラウンドアバウト
路線市道(路線名確認中)
所在地埼玉県入間市上藤沢
実走行日2015-05-31
全景写真
この位置からは環道走行車の有無を判断できない。
この道路も同様。環道走行車の前に、周辺家屋からの飛び出しに要注意だ。
この道路が交わる5本の道路の最大幅員かも。それでもこの幅だ。
中央島の中心がオフセットされていることもあり、この道路は比較的見通しがよい。
普通車でここを走行するとかなり気を使う狭さだ。
中央島には、中心へ向かってマイムマイムを踊っているように見える地蔵が。(嘘言いました。踊ってるようには見えないです。)
脇には六道稲荷なる神社が。仏教と神道のハイブリッドか?(建設業を営む会社の敷地内と思われ、明治新政府の神仏分離から逃れた奇跡とか、宗教的にオフィシャルなものではないと見てよさそうだ)