糸島市の北部、泊という集落にある井戸で、出産に際してこの井戸の水を飲むと安産になるとの言い伝えがあり、水を汲みに来る人があとを絶たなかったそうだ。道路の下に埋没していたが、2002(平成14)年に発掘調査が行われた後、現在の姿に復元された。 調査で17世紀の陶磁器片が出土したそうで、江戸時代には生活水源として使用されていたことがわかる。(といったことが、現地の解説板に書かれていた)
なぜここを発掘するに至ったのか未調査であるが、現地の状況から推測するに、道路拡幅工事を行ったところ伝説の井戸がいい状態で埋まっていたので、井戸は元あった場所にそのまま復元して、それを囲むように道路を迂回させたと見ている。隣接する宅地は削られた(買収された)のだろう。
南北方向の道路は一方通行を意図されているが、東西方向の道路は対面通行である。ロータリー交差点ではないが、元あった場所に復元するための工夫は評価されていいだろう。
カテゴリー | ロータリー |
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路線 | 市道 |
所在地 | 福岡県糸島市泊 |
実走行日 | 2017-05-01 |
全景写真 | |
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