錦帯橋近く、県立岩国高校前の県道交差点に設置されているL字型歩道橋の2端昇降階段がループしている。
岩国高校は1965(昭和40)年から1968(昭和43)年にかけて段階的に現在地へ移転した。また、廿木峠を越える国道2号は山々を迂回し急カーブが続くため時間がかかるルートであったことから、岩国~徳山間のメインルートとして、山口県道路公社管理の有料道路・欽明路道路が1972(昭和47)年に開通したことにより川西交差点が作られ、高校生の安全を確保するために横断歩道橋が架けられた経緯がある。なお、欽明路道路は岩国~徳山間のメインルートであるが故に交通量が多く、償還予定を繰り上げ1987(昭和62)年7月に無料開放された。
新設道路であり、交差点の周囲に土地はたっぷりあるのだが、なぜか架設当初から螺旋階段が採用されている。
カテゴリー | 螺旋階段歩道橋 |
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路線 | 山口県道15号岩国玖珂線(欽明路道路) |
所在地 | 山口県岩国市川西1丁目 |
完成時期 | 1973年 |
実走行日 | 2018-05-19 |
全景写真 | |
拡大する 川西横断歩道橋全景。残りの1端の昇降階段はループしていない。 北側昇降階段にズーム。なんと工事中で渡れなかった。 南側昇降階段(L字の付け根)にズーム。歩行者用信号機が取り付けられているように見えるが、自転車専用の信号だからレンズに「紳士」は描かれていない。山口県では時々見かける灯器だが、私は山口県でしか見たことがない。 |