1965(昭和40)年から1974(昭和49)年にかけて造成・開発された、計画戸数3,500戸の大規模住宅団地を東西に貫く送電線の鉄塔2件が円形交差点化されている。大規模ゆえに造成も長期にわたっており、これら円形交差点の具体的な供用開始時期は調べきれていないが、周辺の中古住宅販売情報を元に1972~1973年頃と推測している。
両円形交差点とも中央に東北電力の送電鉄塔がある。仙台泉線と明通線の2回線併架である。1960年代前半に設置されたものの、その後のいずみ向陽台団地造成に伴い、経路が変更された模様。
さらに、宅地造成完了直後(1970年代前半)はプリン山に小さな鉄塔が立っているような状態だったらしい。具体的な時期は不明だが、その小山を切り崩して現在の鉄塔に換装されている。
もちろん環道は右回り一方通行なのだが、接続路側の一時停止・環道側の一時停止・接続路も環道側も一時停止の規制なしが混在している。
高圧送電線の直下には人が長時間滞在させないようにすることが常識であり、ここ、いずみ向陽台団地においても送電線直下は緑地帯※とし、その両脇を一方通行の道路が通っている。
※ と言いながら、実は交番や児童館・保育園が置かれている。電磁波については不勉強なので、このサイトではその是非を論じない。
同団地内の北部(富谷市側)にも東北電力宮城幹線の鉄塔を囲む円形の道路があるが、そちらは環道が対面通行になっており、円形交差点とは言えない。
カテゴリー | ロータリー |
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路線 | [東] 市道向陽台幹線1号線 [西] 市道向陽台37号線/市道向陽台47号線 |
所在地 | [東] 宮城県富谷市東向陽台2丁目 [西] 宮城県仙台市泉区向陽台5丁目 |
実走行日 | 2017-03-19 |
全景写真 | |
東側の円形交差点=富谷市東向陽台2丁目![]() ![]() ![]() 西側の円形交差点=仙台市泉区向陽台5丁目![]() ![]() |