首都高ランプとは言え、どこにでもあるようなループじゃない。
何といっても古代ギリシャ風の建造物の内側で回っているからねぇ。
環七の内外いずれからでも上下線ともに入れるように考慮したようだ。
ウチから近い割には混雑激しい環七沿いなので、利用したことがなかった。
1985年1月、首都高速6号線Ⅱ期の開通と同時に供用開始となっているので、設計は1979年頃だろうか。ネットを探しても誰の設計によるものなのか、まるで情報を得られぬ。
※2017年追記:1982年に首都高速道路公団の技術者により工事概要報告が、1985年に首都高速道路公団の技術者により景観設計の報告が書かれている。
6号線Ⅱ期は堤通ランプから堀切ジャンクションを経由して加平ランプまで、足立三郷線(当時はこう呼ばれていた)は加平ランプから外環三郷ジャンクションまでで、6号線Ⅱ期・足立三郷線ともに1985(昭和60)年1月24日に供用開始となった。1985年3月17日から開催のつくば博に向けて調整されたものとのこと。
第1ランプ(東側)のループの中は整備車両の駐車場になっている。
第2ランプ(西側)のループの中にはテニスコートがあるらしいのだが、どうしたら利用できるのだろう?
(※2012年追記:2010年頃に、西側ループの中も整備車両の駐車場になった模様。)
加平ランプは下り線(三郷方面)にパーキングエリアが併設されている。ただし、第1ランプに隣接する位置にあり、パーキングエリアを利用すると加平ランプで流出できない。
| 路線 | 首都高速6号三郷線 |
|---|---|
| 所在地 | 第1ランプ(東側):東京都足立区加平1丁目 第2ランプ(西側):東京都足立区西加平1丁目 |
| 回転度 | 450度 |
| 完成時期 | 1985年01月24日供用開始 |
| 実走行日 | 2003年07月05日 |
第1ランプ(東側)ループ部。
第2ランプ(西側)ループの出入口部。


コメント
首都高にはのの字どころではない線形がごろごろしていますが殆どがジャンクションでICや単独でループしているところはほぼ無いんですね・・・
ところで伊勢湾岸道の名港中央ICは来たこと無いですか?トランペット形なんですがオンランプで弥富方向に昇ると完全に一回転します。またレゴランド開園前後(正確な日時は分からないんですが・・・)にオフランプからUターンして駐車場に直結する謎分岐が発生しています。オフランプの下り橋梁を潜っているので「のの字」としてよいかとw(かなり無理があるかな?)
7743さん、そうなんです。古くは東京オリンピックに間に合うように事業促進した結果、また、近年では建設費用抑制のため、土地取得の容易さが重視された計画が多数であることは明らかですね。なので建造物として面白い首都高出入口は少ないです。
名港中央料金所の「オフランプからUターンして駐車場に直結する謎分岐」、これはそのとおり謎ですね。料金所を出てUターンするように西進させるところまではわかりますが、再び東進するためにUターンする意味がわからない。段階的な施工の結果なのでしょうか。
レゴランドと言えば、アトラクションの「ドライビングスクール」に設けられているロータリー交差点(園の計画時にはラウンドアバウトのように見えたのですが、現実は違いました)や隣接するメイカーズピアの螺旋スロープ歩道に行きたいと思っています。