サンブリッジ北方

岐阜県で最小面積の自治体である北方町の西の外れ、県道23号北方多度線と県道53号岐阜関ケ原線が交差する「平成6丁目交差点」に架かる横断歩道橋。交差点名表示は「平成6」であるが、歩道橋の完工は平成3(1991)年である。橋梁製造は富山県の佐藤鉄工。

橋歴板には「岐阜・北方線」と記されているが、これは北方町の都市計画道路(路線番号:3・3・22)であることを示しており、現在の県道53号岐阜関ケ原線である。1988(昭和63)年に県道53号の北方町区間(と言っても1650m)が供用開始されている。また、「北方西部土地区画整理組合」事業は、1985(昭和60)年着工、1995(平成7)年完了となっている。(だから付近の地名が「平成」なのか?)

取材前後に色々と調べてみたが、「なぜ円形歩道橋なのか?」の疑問は解消していない。
新しく開く土地なので「あの丸い歩道橋のあるトコから○○mぐらいやー」みたいに呼んでもらえることを期待したのだろうか。しかし、今となっては「あの、ふなっしー色の歩道橋」と言われるのが関の山か。

カテゴリー円形歩道橋
路線県道23号北方多度線/県道53号岐阜関ケ原線
所在地岐阜県本巣郡北方町平成6丁目
実走行日2015-11-21
全景写真
サンブリッジ北方全景
県道53号は中部電力送電線が並行している。この送電線(北部西濃線)もサンブリッジ北方と同じ1991(平成3)年架設だ。
ハンドレールのスタンションの曲げ加工が弧を描く、凝った細工だ。
県道23号北方多度線と県道53号岐阜関ケ原線が交差する。
ところで、どこかで見たことのある色使いだと思いませんか?そうだ、ふなっしーだ。
発注者名が土地区画整理組合の橋歴板は初めて見た。事業が終わったら解散するから自治体名にするのが一般的かと思っていた。