大野原55号ループ

松山道・上分(かみぶん)PAの東400mに位置するアンダーパスカルバート。
現地には「大野原55」の識別標が貼られている。(大野原ICから数えて55個目のアンダーパスを意味する)

国道192号から分岐する路地を進み、カルバートのトンネルをくぐると現れる。
四国中央市が公開する路線網図によれば、国道から分岐する路地やのの字は市道認定されていない。松山道の工事完了前後(1987年頃)に開通したと思われる。

のの字は「4」の形状をしており、トンネルを出てからのの字に入るためには一度は切り返さないと曲がりきれない可能性が高い。しかし、ここから車両(特に自動車)で上へ進むとUターンに苦労することになる。

トンネルはそのトンネルをくぐった先にある民家専用と化しているが、のの字とその先の道路は存在価値が不明だ。のの字の少し西には、松山道を跨ぐ「上分橋」があるが、これにつながっていないと見られる。しかし廃道の様相はないので、松山道の保守作業道だろうか。

こののの字へのアプローチは、松山道と国道192号の交差部から200m西にある路地(上述:のの字の下へつながる道)と、新池ダムの貯水池(新池調整池)湖畔~大野原56号トンネルを抜ける道(のの字の上へつながる道)がある。

一応はこのサイトが定めるのの字の定義に当てはまるが、これをのの字と呼んでいいのか疑問が残る。

路線管理者不明 私道か?
所在地愛媛県四国中央市上分町
回転度280度
実走行日2015-04-30
全景写真
のの字の入口にあたるトンネル入口。この奥に大野原55号ループがある。
大野原55号ループ全景。と言ってもループしている様子を写真に収めることは不可能である。
のの字の最奥部からトンネル(その先には国道192号)を眺める。のの字で交差する道路のガードレールが微かに見える。
のの字の交差部から北東方向を眺める。右の道路がのの字であり、左は松山道の側道だ。
のの字の交差部から南西方向を眺める。右が松山道側道で、大野原56号トンネル~新池ダムにつながる。左は行き止まり。