栃木県総合スポーツゾーンのラウンドアバウト

2022(令和4)年第77回国民体育大会(いちご一会とちぎ国体)開催へ向けて、旧宇都宮競馬場跡地やや運転免許試験場・栃木県警察機動センター跡地と合わせ栃木県総合スポーツゾーン(栃木県総合運動公園)の整備が行われた。

総合スポーツゾーン全体構想が示された2013(平成25)年時点では外郭道路と公園敷地内道路の交差点はいずれも普通の三叉路または四つ辻であったが、その後2016年9月23日の下野新聞報道で三叉路のひとつをラウンドアバウトにすることが明らかになった。

計画発表から4年半、2021(令和3)年3月30日10時に供用開始された。

休日やイベント開催時は横断歩行者が多いことが特徴の交差点だが、元々カーブしている箇所にラウンドアバウトを設けたので接続路いずれも複雑な線形で環道に接続しており、否が応でも減速するので安全が図られている。

路線市道829号線/市道837号線/栃木県総合運動公園敷地内道路
所在地栃木県宇都宮市西川田4丁目
完成時期2021(令和3)年3月30日10時供用開始
実走行日2023-04-29
全景写真
栃木県総合スポーツゾーンのラウンドアバウトを北西側から眺める拡大する
栃木県総合スポーツゾーンのラウンドアバウトを北西側から眺める。中央島中心がオフセットされていて環道を逆走しにくい構造になっている。
栃木県総合スポーツゾーンのラウンドアバウトを北東側から眺める拡大する
北東側(カンセキスタジアム側)から眺める。急カーブで環道に接続しているので減速せざるを得ない。
栃木県総合スポーツゾーンのラウンドアバウトを南東側から眺める拡大する
南東側から眺める。この接続路は路線バス専用の一方通行である。
栃木県総合スポーツゾーンのラウンドアバウトを南西側から眺める拡大する
南西側から眺める。いずれの接続路にも警戒標識「ロータリーあり(201の2)」は設置されていない。
栃木県総合スポーツゾーンのラウンドアバウト全景拡大する
栃木県総合スポーツゾーンのラウンドアバウト全景。休日の交通量はかなり多い。
規制標識「環状の交差点における右回り通行(327の10)」は供用開始の2ヶ月前に設置されたらしい。なお、公安委員会指定は2020(令和2)年11月27日である。