京浜急行横須賀中央駅の駅前交差点(三叉路)に架かる歩道橋(ペデストリアンデッキかも?)が円形歩道橋と言えるか微妙な形状だ。外郭は三角形ながら中央部に直径9mの円形の吹き抜けがあり、位相幾何学的には円形歩道橋だ。
また、三叉路の歩道部に立てられた主塔から6方向に各2本のケーブルを配置した斜張橋形式になっている。主構の大きさから見て、斜張橋形式で補強した鈑桁橋だろうか。
そして、この交差点(及び北北西500mの本町一丁目交差点)は以前はロータリー交差点だった。いつ設置されたものか記録を遡れていないが、昭和21年から昭和36年まで(本町一丁目のロータリー交差点は昭和38年まで)は存在していたことが国土地理院空中写真等で確認できる。
横須賀中央駅前交差点の変遷

| 左上(本町一丁目交差点)と右下(横須賀中央駅前交差点)にロータリー交差点を確認できる。 | |
| 1963(昭和38)年06月 | 横須賀中央駅前交差点はロータリー交差点でなくなっている。 |
| 2019(令和01)年06月 | 現代の横須賀中央駅前。かつてロータリー交差点があった地に円形歩道橋が設けられた。 |
歩道橋情報の整理
| 路線 | 県道26号横須賀三崎線/市道558号線 |
|---|---|
| 所在地 | 神奈川県横須賀市若松町 |
| 完成時期 | 1996(平成08)年03月 |
| 実走行日 | 2025年02月23日 |
横須賀中央Yデッキを横須賀中央駅側から眺める。斜張橋の主塔はあまり目立たない。
別角度(北東側)から眺める。斜張ケーブルの太さから見て、補強として配置されていることがわかる。
横須賀中央Yデッキが円形歩道橋っぽく見えるのは下から見上げたときだろうか。
若松1丁目地区市街地再開発(横須賀プライム跡地)現場の仮囲いに掲出された昭和36年当時(横須賀プライム建設前)の横須賀中央駅前交差点。

