恭仁京大極殿(現代の皇居で言えば宮殿)址の南200m、国道163号に架かる歩道橋の両端がループしている。
その恭仁京大極殿址に隣接する恭仁小学校(1873(明治6)年開校)児童の通学安全を確保する目的で架設された。恭仁小学校ウェブサイトによれば同校は昭和47年から昭和48年にかけて安全教育協力校や交通安全優良校として表彰を受けており、その関係で歩道橋架設が推進されたのだろうか。もちろん当時の全国的な交通安全運動の高まりもあったが。或いは創立100周年記念事業か。
古都ではあるが都が置かれたのは1300年近く前、しかもわずか3年ということもあり、周辺は田園風景が広がる。また、国道は直線区間でスピードを上げたくなる場所なので、歩道橋架設は歩行者の安全と交通流の円滑化の両面で有効な印象を受けた。
| 路線 | 国道163号 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府木津川市加茂町河原大門 |
| 回転度 | 630度(1.75回転)✕2 |
| 完成時期 | 1973(昭和48)年3月 |
| 実走行日 | 2017年04月16日 |
恭仁歩道橋全景。国道163号上で西側から眺める。シンメトリーな構造が美しいぞ。大極殿をイメージしたのだろうか?
北側のループ昇降階段。背後の矢印の先が戦前築・木造平屋建ての恭仁小学校。
桁を下から眺める。排水管の組み方が凝っている。
ノンスリップ踏み面の加工に頭をひねった様子がうかがえる。


