鮎の駅・清水川(しみずがわ)


JR岐阜駅南口、1999(平成11)年度に整備された親水公園に魚道が設けられている。
県庁所在地の駅前に魚道を作る発想はなかなかできることではない。もっとも、岐阜県庁は昔から鉄道駅とは無関係の立地なので、県庁所在地の駅前という概念がないのかも知れない。

岐阜大学応用生物科学部(旧・農学部)の水資源環境学研究室や施設環境工学研究室でトラック式スパイラル魚道の調査研究が行われていた(らしい)ことや、プレキャストコンクリート(※)製品メーカー大手の昭和コンクリート工業のお膝元でもあり、駅前にあって当然ということかも知れぬ。
※プレキャストコンクリートとは、現場でコンクリートを打つ(型に流し込む)のではなく、あらかじめ別の工場で製造したパーツを現場で組み立てる工法。

岐阜駅前にループ魚道があると聞き、期待せずに行ってみた。現地解説板に

らせん式魚道
この魚道は、プール式魚道をだ円形に3段積み重ねて狭い設置場所でも魚が楽にのぼって行けるように工夫してあります。
約5m下の清水川から魚たちがのぼって来たようすを見る事ができます。

と解説図が書かれているだけで、ループしている様子は目視できない。
一方、川を5m下に追いやったことに驚いた。もはや河川ではなく、地下調節池ではないか。

構造トラック式スパイラル魚道
水系清水川(木曽川水系新荒田川支流)
所在地岐阜県岐阜市加納富士町2丁目
回転度810度
訪問日2015-11-21
全景写真
現地解説板。絵や文字で「ループしている」って言われても、ねえ。
これがループ魚道の最上部である。ループしている様子はわからない。
ループ魚道の標準的構造、アイスハーバー型である。訪問時は季節外れだからだろう、魚はいなかった。
隔壁上に乗せられた石はどういう意味があるのか。まさか転石じゃないよな(笑)
歩道より一段高い位置にせせらぎが設けられている。写真は「登り落ち漁」の仕掛けを見ることができる、鵜船をイメージした舟型デッキ。
「鮎の駅・清水川」の詳細は岐阜市のウェブページで
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