1996年2月に発生した豊浜トンネル岩盤崩落事故はまだまだ記憶に新しい。
その国道229号豊浜トンネル古平側坑口を出てラルマキ橋を渡った直後に沖村集落への枝道がある。南へ400mも走れば集落は終わりだが、沖村川に絡むように非舗装路※が山奥へ続いている。
その非舗装路をおよそ800m走ると転回所のような広場があり、その横に沖村川砂防堰堤がある。
砂防堰堤自体は1966(昭和41)年に建設されている。
当初の魚道がどのような形式だったのか不明だが、現在の形式の魚道が設けられたのは1998(平成10)年。残念ながら施工業者はわからなかった。
大平川一号砂防ダム魚道に類似していると思ったけれど、横断面が四角くプール型という点が同じだけで、設計思想は異なる印象を受けた。
訪問時は渇水時期だからなのか、魚道を流れる水はなく淀んでいた。何回転しているのか詳しく見分したかったのだが、ヤブが深くてどうにもならぬ。
魚道を構成する側壁が激しく傷んでいるのだが、その原因を知りたいものだ。
なお、この周辺は羆の常時行動圏内らしく過去に何人も被害に遭っているとのこと。進入の際は十分な対策を!
| 構造 | その他の形式(角らせん) |
|---|---|
| 水系 | 沖村川水系沖村川 |
| 所在地 | 北海道古平郡古平町沖町 |
| 回転度 | 810度(2.25回転) |
| 完成時期 | 1998(平成10)年 |
| 訪問日 | 2017年07月09日 |
集落の終わりで路面の舗装も終わり。ここから砂防堰堤まで約800mの道程だ。アキタブキとイタドリが激しく覆いかぶさっているものの路面はさほど悪くないので、歩くもよし、乗り入れるもよし。
アキタブキとイタドリの森を抜ける。クラクション連続吹鳴、ラジオ最大ボリューム!
これがほぼ終点。数歩踏み入れてみたものの路肩がはっきりしないので、ここから先への車両乗入れは危険でしょう。
3枚目の写真の地点から左を向くと、砂防指定地の標示があった。
沖村川砂防堰堤魚道全景その1。水が淀んでいるのはたまたまか?
沖村川砂防堰堤魚道全景その2。魚道上に蓋を取り付けていたのだろうか、およそ1m間隔で鉄材の取り付け穴らしきものが見える。それにしても、側壁の傷み方はどうしたんだろう?土石流が乗り越えて行くような場所ではない。かなり謎だ。

