キソンペタヌ川治山ダム魚道

渡島管内で最大の流域面積である遊楽部川水系。遊楽部川源流に最初に合流する川がキソンペタヌ川で、合流地点からおよそ2km遡った地点にある治山ダム(または砂防ダム)に付随する魚道がループしている。

訪問前の調査で場所は特定でき、林道(南満河林道キソンペタヌ支線)から川面は見えそうにないことを承知したうえで、しかし釣人の間で話題になるような川なので河床へ下りる道は必ずあるはずとの期待を持っての訪問となった。

ところが沿道の木々は想定以上の茂りようで、治山ダムさえ見つけられない。付近をうろうろしてようやく発見したが河床へ下りられる場所をついに発見できず、羆出没の恐怖に負けて撤退した。

こういう場所こそドローンを出動させるべきなのだが、林道で頭上を見上げると視界内のおよそ半分が緑。あまりに障害物が多く、ビギナーが飛ばすような場所ではない。

構造らせん型魚道
水系遊楽部川水系キソンペタヌ川
所在地北海道二海郡八雲町
回転度900? 調査中
完成時期調査中
訪問日2017-07-09
全景写真
道道42号から北里大学八雲牧場方面へ向かう。途中の三叉路を直進すれば、その道が南満河林道だ。やがて舗装路が非舗装に変わる(上の写真の地点)が、そこからそのまま1km走ると下の写真の三叉路に到達する。
ここで右に曲がるのが南満河林道本線。直進すると南満河林道キソンペタヌ支線。当然直進だ。
南満河林道キソンペタヌ支線分岐から1.4kmで、上の写真のような広めの退避所に到達するので、ここにクルマやバイクを駐める。ここに来るまで退避所はほとんどない。
退避所から逆に50mほど戻ると、脇の茂みからかすかに治山ダムが見える。
あれがループ魚道。おそらく2回転半。全容を撮影するためには、河床に下りるか冬場の訪問が必要だ。夏場は草木が茂り過ぎていて河床へ下りる踏み分けを探すのは困難だろう。
林道路盤と河床の標高差は約7m。転落したら林道へ戻るのは無理と考えるべきか。